平成26年2月度の特別有志例会は那須塩原市の「スッカン沢」へ雪山トレッキングをしてきました。 スッカン沢を流れる水は、場所によっては青白く見えます。これは高原山のカルデラ跡を水源として、 鉱物や炭酸等の火山成分が多く含まれていることに起因します。そのため昔から辛くて飲めない水の 沢、「酢辛い沢」の呼び方がなまって、今の「スッカン沢」となったと云われています。 「雄飛の滝」や「仁三郎の滝」、「素連の滝」など見所も多く、四季折々楽しめますが、近年、冬の氷柱 やツララを観に訪れるハイカーたちが多くなっている場所でもあります。 |
◆ 特別有志例会: 2014年2月7日 「咆哮霹靂の滝にて」(参加者9名) |
矢板市の「山の駅たかはら」学校平駐車場に到着。朝早いし、風が冷たい中でトレッキングの準備。 |
大間々方面の木々が朝日で赤く染まって行きます。アイゼン初めて装着するメンバー、大丈夫かな? |
颯爽と出発しますが、此処からはずーっと下りが続きますョ。帰りが登り一方って事ですね。 |
この前山八方ヶ原線歩道(八方ハイキングコース)他のハイカーが踏み歩いているので歩きやすいな。 |
程なく「山神」の碑に到着。今日のトレッキングが安全でありますように・・・と抱きつく会員。 |
出発地点から最初の滝「雷霆の滝」への中間点。道標が沢山あるので、安心して歩けます。 |
桜沢にある「雷霆の滝」に到着。新緑の頃と趣きも違って冬も又、味がありますね〜 |
「雷霆の滝」は左右の流れの緩い所は氷結しているけれど中央部は其れなりの水量で流れています。 |
雷霆の吊橋を渡って「咆哮霹靂の滝」へ向かいます。久し振りに吊橋の揺れる感触も楽しいですね。 |
滝は左右に分かれていて、左が「咆哮の滝」右が「霹靂の滝」此処も完全氷結していませんでした。 |
「咆哮霹靂の滝」の前で全員揃って記念撮影。谷間は風の影響もなく、然程寒くはありません。 |
塩釜温泉方面へコースを取り少し進み「雄飛の滝」へ行くコースを探りましたが不明で戻りました。 |
来た道の途中にあった「雄飛の滝」分岐まで戻り進みます。震災で崩落して通行止めらしいけど。 |
岩の階段を急登。この辺りアイゼンが活躍します。トレッキングシューズだけでは不安です。 |
登り切った所から、氷柱・ツララが忽然と現れだして、目を奪います。素晴らしい! |
栃去年来た会長によれば、随分規模が小さいって事のようですが、充分見応えありますよ。 |
一部岩肌を滴り落ちる水も見て取れますが、これが全部氷結したら、もっと凄い景観でしょう。 |
木製の階段から左手奥を見やると上下数段に沢山のツララ。アーチ状になった奥が「雄飛の滝」。 |
「雄飛の滝」核心部へ入る前に2回目の集合写真。後ろに見える「桂の大木」も見事な大きさです。 |
「雄飛の滝」滝壺の水の色、何とも神秘的ですね。どんなもんだい!って得意気だけどアイゼンが・・ |
ちょっと離れた所から見た「雄飛の滝」。落差は余りないけど、氷壁を従えてイイ感じです。 |
滝壺から戻る途中の風景。氷壁・桂の大木と木の橋、こんな場所が近場にあるなんて信じらません。 |
「雄飛の滝」展望台から見下ろした景色も秀逸。これでも氷の規模は例年の2〜3割位らしい。 |
県道へは凡そ30分位と会長からのアドバイス。「仁三郎の滝」を見下ろせる遊歩道を通過中。 |
「仁三郎の滝」結構な水量です。滝壺近くへ行くルートはあるのかな? 夏場は涼しそうな場所。 |
アイゼンのベルトが破断した高萩さんの足元を甲斐甲斐しく応急処置の鈴木副会長を待つ仲間。 |
県道に出た所で些か時間が早いけどお昼にします。早速、お湯を沸かしたりオニギリ食べたり。 |
今回の目玉は「切り餅入りぜんざい」。餡子を溶いて暖め、お餅を入れて・・・美味そう(笑) |
「こりゃ、美味い!」山での新メニューは大好評でした。「お餅は一人3個だよ〜」 皆さん完食。 |
お腹も落ちついた所でホットコーヒーも振舞って頂きました。雪の上でも日差しで暖かでしたよ。 |
さーて、帰途につきますが何の話題だったのかな?皆さん「アッハッハ」と高笑いしているけど。 |
県道をひたすら出発点を目指し歩きます。緩やかな登りですが、滑る事もなく歩き易かったです。 |
途中にあった「長寿之滝・水汲み場」では空いたペットボトルに入れて持ち帰るメンバーも。 |
やっと那須塩原市と矢板市の境界線に到達ですが、 学校平はマダマダ先らしい。 がんばって! |
途中でアイゼンを外した人や、最後まで履いて歩いた人など様々でしたが、もう直ぐその先ですよ。 |
見覚えのある「山の駅たかはら入口」の表示板。凡そ10km、雪道を歩き切り到着しました。 |
朝の出発時とは打って変わった暖かさ。約6時間20分、仲間とのトレッキングは楽しかった。 |
「午後1時頃って早すぎねぇ?」「だよね〜温泉は?」等と。結局、各人自宅でビール飲みと決定(笑) |
< レポート作成: 荒田 > |
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