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2015年8月8日(土)「北岳」山頂 参加者5名 |
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矢板から4時間掛けて芦安駐車場には7時過ぎ到着、登山準備後、待機中の乗合タクシーに早速乗車。
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乗合タクシーで約50分、広河原へは8時15分頃到着。手洗いなど済ませ「北岳」目指し出発です。
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車止めゲートを通過して野呂川に架かる吊り橋方面へ進みます。青空も見えて今日の天気は良さそう。
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吊り橋を渡ると直ぐに広河原山荘。此処に登山ポストがありますので登山届を提出、山旅の始まりです。
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広河原山荘の左側に登山道入り口があり、此処の標高は1520m、山頂との標高差は1670mですね。
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早速見掛けた高山植物。クガイソウ、ミソガワソウ、ジャコウソウ、クサボタン。(左上から時計方向に)
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最初の分岐は右「白根御池」方面へ進路を取ります。帰りルートは左手の大樺沢方面から戻る予定ですよ。
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少し登ると丸太ハシゴが出て来ました。5名程の方が痛んだハシゴの補修作業中。これって有難いな。
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登山ルート沿いには ソバナ、ヤマハハコ、ベニバナシモツケ、キタダケトリカブトなどが咲いています。
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途中に水場がありました。飲料水補給と汗一杯の顔を洗うなど。南アルプスの天然水。ひぇー冷たい〜
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「白根御池小屋」に到着、お腹がペコペコで昼食に。荒田隊員お弁当買い忘れカップ麺を頂きました(嬉)
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20分ほどで昼食を済ませ、左手に「白根御池」を見ながら、その先の「草スベリ」へ進みます。
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少し高度を上げると「白根御池」が下の方に見えだし「草スベリ」一帯はシシウドが群生しています。
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センジュガンピ、キタダケトリカブト、タカネグンナます。イフウロ、エゾシオガマ が多くなって来ましたよ。
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ミヤマコゴメグサ、イワオウギ、ハクサンフウロ、白花シモツケでしょうか? 丁度見頃を迎えています。
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イワオトギリソウ、タカネグンナイフウロ、クガイソウ、イブキトラノオ・・・百花繚乱って感じ。
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「草スベリ」って何処まで続くんかなぁ・・・汗だくになって急勾配を喘ぎながら登って行きます。
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上二つの写真は初めて見たけどミヤマハナシノブ?良く見掛けるマルバダケフキ、ソバナなども一杯。
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まだまだ続くの〜?「草スベリ」。メチャしんどい〜遠くで雷鳴が聞こえるし、雨降らんといてね・・・
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ミヤマシシウドとマルバダケフキ、トモエシオガマ、タカネナデシコ(ピンクと白)にミヤマコウゾリナ。
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蕾のオヤマリンドウ、タカネグンナイフウロ、テガタチドリは珍しいです。ヨツバシオガマも最盛期かな。
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雰囲気的にもう少しで稜線に出れそうな感じですが急登の連続で些か疲れたね。皆さん身体前のめり。
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漸く「小太郎山」の分岐に到着。風で着衣の汗が冷えて寒いくらいです。展望を楽しむ余裕もない状況かな。
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稜線上にはツマトリソウ、シラネヒコダイとコバノコゴメグサ、トウヤクリンドウ、タカネツメクサ。
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前方の「北岳」山頂はガスが掛かっている様ですが、肩の小屋はもう直ぐ。明日の朝は晴れるといいな。
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あっと云う間にガスが降りてきました。でも視界は悪い程ではなく、肩の小屋へのルートを辿ります。
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終盤迎えたミヤマダイコンソウ(上2枚)、先端が赤いベンケイソウ、花弁にうぶ毛のチシマギキョウ。
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ガスの中に「北岳肩の小屋」が霞んで見えました。あぁ〜疲れた〜 やっと今宵の宿泊地に到着です。
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寝場所を案内して頂き、荷物を置いて何はともあれ、乾杯。このサイズで@900は高いんじゃねぇの?
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夕食前の富士山は遠慮気味に頭の上だけチョコッと見せてくれました。明日クッキリ見えたらイイね。
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日付が変わり9日朝、日の出前に富士山を眺めます。やっぱり日本人だな〜 何枚も撮ってしまいます。
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この方向、雲の上に島の様に浮かんでいるのは金峰山・瑞牆山だと昨日、誰かが教えてくれました。
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こちらは「甲斐駒ヶ岳」方面、更に奥手に「八ヶ岳」も頭を出しています。日の出前の景観も素晴らしい。
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「八ヶ岳」ズーム撮影。右端のピークが赤岳ですね。雲海に島の様に浮かぶ姿はなんとも幻想的です。
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4時半頃は暗くて「北岳」へ向かう人のヘッデンがホタルの様に見えていたけど、随分明るくなりました。
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ご来光!水平線から登る朝日を見るのは感動します。今日一日、素晴らしい天気が続くよう祈りました。
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陽が出ると富士山と裾野を覆う雲海・積乱雲の様子は日本画で描かれた様に見えました。絶景ですね〜
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今日の行程は、北岳〜間ノ岳〜八本歯のコルを経て広河原へ戻る約9時間コースです。さあ、行こう!
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イブキジャコウソウ、ミヤマシオガマの群生+前川隊員、チシマギキョウ。多くないけれどシコタンソウも。
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北岳3193mの高みを目指し黙々と足を進めます。未だ朝6時前、清々しい気分で一歩一歩登れました。
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泊った北岳肩ノ小屋、甲斐駒ヶ岳方面や後続パーティを振り返り、時々立ち休憩を取りながら登ります。
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空気が薄い所為か、徐々に登るピッチが落ちている感じかな?山頂までの標準タイムは40分ですョ〜
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北アルプスも綺麗に見えました。少しズームして穂高連峰と右の方に尖がって特徴的な槍ヶ岳を撮影。
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「北岳」の山頂も目前になりました。少し手前から見ると山頂は意外とフラットな感じを受けますね。
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肩の小屋から45分程で「北岳」山頂に立ちました。全員揃った登頂記念写真を撮って下さった方に感謝。
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北岳山頂からの「富士山」やっぱり絵になるなぁ。裾野がもっと見えれば最高ですが、そりゃ贅沢?
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山頂からの「八ヶ岳」も素敵です。今年6月に登ってキツかっただけに此処から眺められるのは感無量。
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山頂には7〜8分程滞在、写真撮影と展望を楽しみ即刻、北岳を後にして「間ノ岳」へ向かいましょう。
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間ノ岳からの帰りは、この左下のトラバース道を通り北岳山頂を巻いて「八本歯のコル」へ向かう予定。
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北岳山荘の方面から北岳に登って来るパーティも多い様ですね。途中、丸太ハシゴが幾つかありました。
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背丈の低いタカネシオガマの群生も所々見られます。新・花の百名山の名に恥じない素晴らしい山ですよ。
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北岳山荘に近づくと「八本歯のコル」方面へ行けるトラバースルートへの分岐が二つ程ありました。
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北岳山荘も直ぐ近くなりましたね。凡そ2900m程まで標高を落とします。何だかモッタイナイなぁ。
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北岳山荘に到着、ここで少し長めの休憩を取ります。間ノ岳へはピストン、荷物をデポする事も可能です。
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鈴木隊員、リュックがペッチャンコ。入っているのは雨具・飴玉・お水くらいの様子で足取り軽そう。
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北岳山荘から10分程登った場所で「北岳」背景に全員揃って記念写真。最高の天気に恵まれました。
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更に10分程登り「北岳」を振り返って撮影。ホントため息出るくらい素晴らしい眺めが広がっています。
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ルート途中の「中白峰山(3055m)」も当然の事ながら踏んで、記念に写真撮っておきましょう。
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近くにイワヒバリ、イブキジャコウソウ群落と接写、トウヤクリンドウとチシマギキョウが揃い咲き。
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多少のアップダウンはあるものの、標高3000mクラスのルートを辿るのは、凄く気持ちイイです。
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目指す間ノ岳まではあと少し。さぁ頑張りましょう!結構長い距離だったけれど、素敵な稜線歩きでした。
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先行した梅原隊員が「間ノ岳」山頂に立ち、後続の我ら仲間を撮影しています。上手く撮れたかな?
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「間ノ岳(3189m)」へ登頂。背景に北岳が写れば最高なのですが丁度雲が湧き出して邪魔しましたね。
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「間ノ岳」山頂も踏んだ事だし、北岳山荘でお昼にしようと10分ほどで来たコースへ逆戻りします。
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時折り北岳を隠している雲は抜けますが、この時間になると右手に見える筈の富士山は完全に入道雲の中。
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間ノ岳から凡そ1時間半で北岳山荘へ戻れました。ここで肩の小屋で用意して貰ったお弁当を頂きます。
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北岳山荘で昼食も終え「八本歯のコル」へ向かいます。ハイマツ地帯で雷鳥と遭遇を期待したけどダメ(泣)
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ヨツバシオガマ、ミネウスユキソウ、タカネナデシコとミネウスユキソウのコラボ、キンロバイです。
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トラバースルート上から振り返って先程までいた北岳山荘と間ノ岳。あの稜線上を歩いて来たんですねぇ。
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トラバースルート沿いには凄いお花畑が待っていました。幾種類もの高山植物が咲き競ってます。
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此処でユックリしたいけど、既に計画時間を超過してるし・・・立ち止まっては構図も構わず撮影します。
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カメラを少し近づけてトウヤクリンドウ、タカネナデシコ、キタダケトリカブトなど。綺麗です。
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「八本歯のコル」手前では大石が積み重なった状態のルートが少し続きます。此処は些か歩き難いです。
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このハシゴの下側が「八本歯のコル」でしょうか?沢山のハイカーが昼食や休憩をしている模様です。
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「八本歯のコル」を過ぎると丸太ハシゴの連続でした。登り優先で待ちますので下山スピードは鈍りますね。
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大樺沢のザレた斜面を下りますが、非常に滑りやすいので注意が必要です。下の方には雪渓が見えます。
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休憩はとるものの、北岳・間ノ岳を登って9時間近くも連続で歩き続けると流石に脚もガクガクですなぁ。
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鈴木隊員、久方振りに参加の厳しいコースとあって脚にきたのか後半はヘロヘロって様子でした(笑)
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標高も下がり、ホタルブクロ、レイジンソウ、キバナツリフネなど。一輪だけ見掛けた レンゲショウマ。
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漸く最初の分岐ポイントへ。バスの最終便には間に合わないこと確実、乗合タクシー利用になります。
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乗合タクシーも夕刻5時発が最終便との事、仲間を急がせギリチョンで広河原バス停へ全員到着しました。
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何とか甲府まで戻り宿の手配に電話を掛けまくってやっと確保。その後、居酒屋でお疲れ様の乾杯〜
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三日目は甲府近辺の観光で「昇仙峡」へ行きました。仙娥滝で記念写真。ここ紅葉の頃は混むだろうなぁ。
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「昇仙峡」のシンボル、中央の一際目立つ「覚円峰」は存在感あるね。遊歩道から見上げたら凄かった。
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帰路141号線を通って八ヶ岳高原大橋から八ヶ岳にご挨拶してきました。ここも素晴らしい眺望でした。
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