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 8月10日「山の日」、コロナ禍の状況もありますが、歩こう会・有志会はお互い気心が知れ健康状態も問題のない仲間たち9名が参加して日本百名山の「谷川岳(標高1,977m)」へ行ってきました。登山口の天神峠へ到着すると青空も見える良い天気に恵まれており、素晴らしい登山になる予定でしたが風が殆どなく直射日光に晒される中での登山は想像以上に厳しく、天狗の溜まり場と呼ばれる地点辺りで熱中症気味になり登頂を断念する者も出たため、其処から下山する4人と登頂を目指す5人に分かれ各々リーダーの指揮下で別行動を取る事になりました。当日、下山後の帰路に乗る「谷川岳ロープウエイ」が原因不明の故障で昼以降運休、夕刻に非常電源で動き出したものの大幅な時間遅延となり矢板市への帰着は深夜になってしまいました。

2020年8月10日(月) 天神峠で「谷川岳」を背中に 参加者9名


トマの耳から「オキの耳(山頂)」を望む


矢板市から2時間半ほど走り天神平ロープウエイ土合駅に到着、登山準備を済ませてイザ出発。

ゴンドラは定員22名らしいけどコロナの関係で10名程度に減らして運航していました。

10分程ゴンドラの空中散歩を楽しみ天神平駅に到着。続いてペアリフトで天神峠を目指します。

ペアリフト乗場でチケット購入する間、思い思いに今日のトレッキングへ期待を馳せる皆さん。

然程長い距離じゃないのに片道リフト代420円はチト高い気もするけど…ま、ラクして天神峠へ。

天神峠に到着、みなかみ町の天気は曇予報だったけど良い天気。谷川岳を背負って全員で1枚。

前方に見える双耳峰の谷川岳を眺めながら、天神尾根稜線の登山道を元気よく歩き出します。

この様な展望の良い道がズーッと続けば気持ち良いけれど、コース途中からは厳しくなるらしい。

最初の分岐点で少し休憩「帰りは此処からロープウエイ天神平駅へ直接下るよ」とコースガイド。

分岐より先は斜面に付けられた登山道で緩やかな登りが続きます。風のないのが何気に辛いかな?

歩き始めて1時間ほどで熊穴沢避難小屋に到着〜少し先の木陰に入って此処でも暫し立ち休憩。

避難小屋を過ぎるとルンゼ状の急登箇所になり、縦列で登るので先行者のストック先端に注意!

少し広くなった場所で立ち止まり息を整えます。直射日光に晒され暑いので風が欲しいですね。

少し休んだので登山再開、次のポイント「天狗の溜まり場」までは岩が露出した登山道の様子。

同じ様な岩場の急登が連続します。転ぶと岩場は危険だけど足掛かりは良いのでユックリ安全に。

天神峠から歩いてきた稜線を振り返り。ありゃ?何処かへメガネ置き忘れて来たと気付いた場所。

登山道にハイカーが途切れず続いている先、大岩の見える所がどうやら天狗の溜まり場らしい。

天狗の溜まり場手前で家内が軽い熱中症?松本さんにサポート託し4人は残留、5人が登山継続。

谷川岳が初めての荒田は「山頂を踏んで来い」と有難い言葉を貰って先行した4人を追います。

登る途中、振り返って天狗の溜まり場をズームで撮影。残った4人はお弁当を食べ始めた様子。

天神ザンゲ岩に到達、先行した鈴木さん達は何処まで進んだか判らないけどキツイので少し休憩。

木枠で組まれた階段状の岩がある箇所でも仲間の姿を確認できず、後追いで登るのは苦しいなぁ。

谷川岳肩の小屋まで登り正午も過ぎている事から昼食休憩していないか探したけど見当たらず。

小屋から15分程でトマの耳に到着、ソロの男性と登頂証拠写真を撮り合った後、仲間を探します。

携帯電話で鈴木さんに連絡、現在オキの耳手前だとの事、カメラをズーム拡大して姿を捉えます。

先行4人がオキの耳に登頂したのをカメラで確認できたので昼食休憩中に合流すべく向かいます。

20分程で食事を終えた直後の仲間と無事合流、傍にいた方に5人揃った写真撮って頂きました。

登頂を断念しサポートに回ってくれた松本さんに登頂組も揃って今から下山開始する旨の電話連絡。

帰り道、トマの耳の横を通過するので折角だから、もう一度ピークを踏んでから下山する事に。

荒田は再度のトマの耳、他の皆さんは往路でピークを踏まなかったのかな?此処でも揃って一枚。

トマの耳を下ってきて肩の小屋が見え出す辺りに戻ると徐々に遠くの山は薄く霞みだしました。

西黒尾根ルートの分岐は肩の小屋方面に進みます。石組台の上にある道標は谷川岳で有名ですよね。

肩の小屋まで降りデポしたリュックの回収に併せ皆さんにも少し休憩を取って頂きました。

此処、登ってくるとき辛かったんだよねぇ…など思い出しながら木枠石組み階段を下って行きます。

仲間4人は元気ですが、もう歳かなぁ脚が進まず谷川ザンゲ岩でも立ち休憩をお願いしました。

次の休憩ポイント、天狗の溜まり場まで戻り直ぐ下側にある風通し良い岩の上で座って休みます。

熊穴沢避難小屋へ戻る途中、雨に遭い登山道の岩が濡れて滑り、怖い思いをした間は写真撮れず。

漸くロープウエイと天神峠の分岐に到達、紛失のメガネは結局見つけることが出来ませんでした。

ロープウエイ山頂駅に後10分という所で猛烈な夕立に遭い雨具に着替える暇もなくびしょ濡れ…

登山途中で見掛けた植物。アカモノ、ホツツジ、シモツケソウ、タケシマランの赤い実。

ヤマハハコ、数は少なかったけどハクサンフウロ、ミヤマウツボグサ、ミヤマシャジン。

オニアザミ、オミナエシ(コキンレイカ?かも)、タニガワノコンギク、ニッコウキスゲ。

下山すると午後からロープウエイ故障で非常電源を使って運航中だと。職員はゴンドラを手押し。

登頂組でも1時間半、先に下山した4人はもっと長く待って漸く6時頃にゴンドラに乗れました。

10数分で行き来できるゴンドラが片道40分も掛かり途中で一旦停止など、ホント参りました。

何とか土合駅に到着したのが午後7時前、一時は今夜中に帰宅できるかなと心配になりましたね。

日帰り温泉は「湯テルメ谷川」に行き入浴。時間も押しているので短い時間で汗を流しました。

赤城高原SAへ立ち寄って夕食を食べて帰ります。今回は色々トラブルあって皆様お疲れさまでした。

(レポート作成:荒田)
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