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 11月の歩こう会・有志会は東北最南端の秘境「滝川渓谷」を計画、然程厳しい山歩きではない場所との事から、できるだけ多くの会員にも声掛けし乗用車を利用して出掛けてきました。丁度山頂より下側が紅葉も見頃を迎えており好天の中、渓谷と紅葉のコラボレーションを楽しむことが出来ました。帰路に立ち寄る予定だった日帰り温泉は営業時間が合わなかったり、混雑が予想されたりでパスして入浴できず直接出発地に帰り着くことになった点は残念でした。

2020年11月14日(土) 「滝川渓谷」13名参加


紅葉に包まれた渓谷の様子


福島県の南端、矢祭町の滝川渓谷第一駐車場から出発、今日は板山さんがリーダーを務めます。

少し風はありますが、晴天で気温も丁度良い感じ。登山に適した紅葉狩り日和になりました。

渓谷入口から少し進むと小田川に架かる橋あり。青木さんも過去に訪れた事がある渓谷らしい。

1丁目辺りは杉が多く鬱蒼とした感じで、遊歩道っていうけど結構キツイ傾斜の登山道ですね。

直ぐに「おぼろ滝(一番瀧)」があったので滝近くへ向かい写真に収め、先を行く仲間を追います。

立て続けに「鋸歯の滝」が現れました。見る角度ではギザギザに流れ落ちる水が鋸の歯の様です。

1〜2丁目に掛けては急斜面の登りで少し傾斜の緩んだ場所で最初の休憩を取って貰いました。

3丁目手前の階段を登り上げて行きます。渓流沿いに整備された遊歩道が続いている様子です。

渓谷入口から数えて2番目の橋、皆さんが渡る時を待ち下流から撮影。紅葉には未だ早いかな。

まるっきり登山道その物の様な厳しい坂道ですが足元を確かめユックリ登れば大丈夫そうです。

前方に東屋が見えてきました。1時間半近く歩いて来たので、あそこで大休止するのでしょうね。

4丁目にある東屋に到着、リュックを下ろし暫し休憩。山頂までは未だ半分以上距離がありそう。

東屋の直ぐ上側にあった「見返りの滝(蛇淵瀧)」名前から帰路に振り返り観るのが素晴らしい?

参加者全員が揃っている内に記念写真を残しておきます。見返りの滝は少ししか写ってないけど。

5丁目にある「みすじの滝」を眺めながら通過します。滝に陽が差し込んでいないのが残念。

岩の間を流れ落ちる水が三筋に分かれているので「みすじ」と名付けられた様ですがチト安直(笑)

5丁目上側にある東屋は休まず通過、この辺りは朴の枯葉が遊歩道に沢山落ちていました。

川から離れ少し高巻く感じで遊歩道を進みます。標高を上げるに従い紅葉も進んで来た様です。

矢板さんの奥様、カメラに向かって手を振る余裕あるからこの程度の山歩きはラクラクみたい。

川沿いで岩の上に板を渡した場所は濡れていると滑り易そうで、クサリが設置されていました。

この辺りは緩い登り傾斜の遊歩道、周囲の紅葉を眺めながら気持ちよく歩く事が出来ます。

6丁目を過ぎた辺りにある「せせらぎの滝」は耳を澄ませ流れ落ちる水音を楽しむのが良さそう。

先頭を行く女性4人、適度なペースで歩いているので、後に続くメンバーもストレスなしの様子。

滝川渓谷は遊歩道が良く整備されていて山初心者でも気軽に訪れる事が出来る場所と感じました。

7丁目手前まで来ると、登山口から数えて3個目の橋が見えて来ました。どの橋も同じ形ですね。

橋は重量制限があって大勢が一度に渡るのはダメらしい。松本顧問、橋に登ると何時も万歳(笑)

橋を渡ると川幅が広くなり池の様な場所があって更にもう一つ橋があり其処を渡ると7丁目です。

7〜8丁目の中間点にある「乾杯の滝」。名の由来は判りませんが盃状の岩に水が流れ落ちるから?

日差しのある「乾杯の滝」観瀑台でも休憩を取り水分補給や過去に登った山の話で盛り上がり。

今回も矢板、佐藤、青木、荒田の4組は夫婦で参加、お互い健康で一緒に山歩き出来るって素敵です。

8丁目の辺りから紅葉も最盛期になっているとの情報通りモミジの色付きが一気に良くなります。

陽光越しに見る紅葉が素晴らしく、歩いていたのに皆さん自然と足が止まってしまいましたね。

紅葉を見上げ暫し休憩モードに入って、スマホを取り出し盛んに撮影する仲間もいました。

紅葉を楽しめる素敵な渓谷が地元の栃木から意外と近い場所にあるなんて今迄知らなかったなぁ。

幸いにも晴天に恵まれ紅葉した木々の間に青空が垣間見える遊歩道を登る姿は絵になりますね。

8丁目を少し過ぎると滝川渓谷最上段に位置する滝「銚子の口滝(臥竜淵瀧)」が見えて来ました。

竜が臥せたような形って意味の「臥竜淵瀧」で、紅葉と滝のコラボは此処の景観が一番かも?

「銚子の口滝」から上は小田川も緩やかに流れ落ちる様になり遊歩道も平坦で歩き易くなります。

途中、遊歩道は山側と川沿いルートに分れ何れか選べるのですが皆さんはキツイ山側に (^-^)/ ~

川沿いルートを楽々歩いて山側との合流点で皆を待ちました。大した時間の差はなかったけど…

小田川の横に作られた人工的な遊歩道が出て来ると、あと僅かの距離で山頂になる模様です。

11時半過ぎ山頂にある「滝川の里」広場に到着。適当な場所を探し、お昼のお弁当を開きます。

此方のグループは残念ながらベンチを確保できなかったので、お店の横をお借りしての昼食です。

昼食を済ませ「滝川の里」のおトイレを借りたり土産物を少し眺めた後、下山の準備をしました。

今回は周回するルートがないので帰路も同ルートを戻る事になりますが其れはそれで楽しいかも。

下りとはいえ疲れます。6丁目辺りで休憩を取り次の登山計画は何処が良いか?…等お喋り。

帰りも所々で登り返し箇所があって「往路で此処は下ったのかな?」なんて事もありました(^^)

紅葉樹林帯から杉林に変わりだす頃、他の下山者も多くなり遊歩道は渋滞気味で殆ど休まず前進。

13時45分に登山口へ無事に帰着できました。先頭を歩いた板山リーダー、ご苦労様でした。

秋の一日を楽しみ「中々良い渓谷だったよね」と満足して頂けたかな? 皆さん、お疲れ様でした。

(レポート作成:荒田)
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