歩こう会・有志定例会5人のメンバー


◆ 栃木支部 歩こう会の皆さまの山岳地での救助活動報告
平成25年5月3日
シャープ栃木支部
支部長:増田武司

 4月28日(日)に「歩こう会・有志定例会」で5人のメンバーがトレッキング中、日光市栗山の 「夫婦山〜月山」で、滑落遭難者に遭遇し救助活動を行った旨の報告が有りました。

歩こう会・荒田会員の報告内容では:

 月山を登り終えて下山途中、山頂より20分程下った所で、「助けてくれ〜」と云う叫び声を聞いて、滑落遭難された方を発見。 松本会長の的確な指示のもと、同行したメンバーが滑落場所からの救出や、 携帯電話で消防署への緊急救助要請するなど、各人が分担して救助活動を 行ないました。

ドクターヘリ・警察も出動するなかで事故に遭われた男性は救急隊員等の手により病院へ搬送されました。

滑落遭難者は栃木市から一人で来られていた、70歳の男性で手足や肋骨を骨折されていたようです。 遭難者が滑落した沢には雪が残っていて、凡そ100m程度滑落したと思われます。

翌29日の読売新聞にも報道されておりました。

偶然に遭遇された出来事ですが、メンバーの方の適格な行動により人命救助ができたことに敬意を表します。 お疲れさまでした。


当日の救助活動風景(画像クリックで拡大版が見られます)
    

山頂より20分程下った所で、「助けてくれ〜」と云う
叫び声を聞いて、滑落遭難者を発見。救出に向
かいました。写真は遭難者と救出するメンバー。



遭難者が滑落した沢には雪が残って
いました。凡そ100m程度滑落したと
思われます。(新聞報道では50m
程度と表現されていましたが・・・)

電話連絡で山岳救助隊が出動、現場に到着して遭難者
の救護にあたります。その後の報道では、肋骨3本、
手足を骨折、重傷と報じられていました。

ドクターヘリ(おおるり)が飛来、上空でホバリング
に入りましたが安定して位置を確保出来ない模様。
上空を見上げてる私。

ヘリコプターは2〜3度、上空で様子を伺っていた様ですが、
強風の尾根風に阻まれて救助隊員の降下や遭
難者の吊り上げは断念した模様でした。
多分、登山道を担ぎ降ろしたのだと思います。

ダムサイトに着陸したドクターヘリからも
救助隊員3名が登って来ました。


私たちパーティは救助隊の邪魔にならぬ様、
栗山ダムへ下山。待ち受けていたのはおまわりさん
2名。知り得る状況をお伝えして漸く解放して頂きました。

駆けつけてくれた救急車とパトカーがありました。
救助に係わった消防・警察・ドクターへりの皆さまお疲れ様です。

翌29日の読売新聞報道

栃木HP