平成20年 7月14日
                                  社友会 栃木支部
                                 支部長 岩村 博

                 年を取っても上手にドライブ高齢者の「安全運転」
                =道路交通法が改正、6月1日よりスタート=

 道路交通法が改正されました。後席でのシートベルト着用が義務化、ドライバーが後席の
同乗者にシートベルトを着用させること。
 
 75歳以上のドライバーに高齢運転者マークの表示を義務付け。もみじマークは高齢者が
運転していることを知らせ、周りのドライバーが道を譲ってくれたりするためのものです。
同時にベテラン運転手の運転ぶりを見せる「ベテランマーク」でもあります。

 高齢になると視野が狭くなります、左右30度までなら若者と変わりませんが、左右60
度以上になると見えにくくなる人が増えてきます、目のレンズである水晶体が濁ってくるた
めです。

 首と頭をしっかりと動かし、左右を確認することが大切です。日差しの強い時はサングラ
スをかけたり、帽子をかぶったりして目を守りましょう。

 夜間は見ずらくなるので運転は出来るだけ避けましょう。

 運転しながら物を見分ける力も衰えてきます。車線変更などが若い人に比べて遅くなりが
ちです。認知判断力も低下します、対向車のスピードにかかわらず距離だけで右折できるか
どうかを判断し、曲がる傾向があります。

 少し遠回りしても「右折矢印」信号が表示されている交差点で、スピードを落とし、しっか
り周りを見てハンドルを切りましょう。

 高齢者は出会い頭の事故が多くなります。若者に比べブレーキを踏む動作が遅くなることも
関係しています、道路を曲がる際ハンドルを素早く切れずに縁石に乗り上げたり、対向車線に
はみ出したりもします。体力に合わせ、楽しく無理のない運転を心がけましょう。