■粋な心づかいを包む「ぽち袋」
「ぽち」は小さいとか少しの意、「これぽっちですが・・・・」の気持ちを込めてぽち袋になった
とか。もとはひいきの芸者に心づけを渡した、江戸花柳界の通人の遊び。それが、出入りの職人へ
酒代を渡したり、お稽古事のお礼を入れたりと広まったのだそう。中身はともかく、袋に凝るのが
江戸の粋、競って洒落た図柄を作らせたといいます、「遊びがないとこういうものもなくなるね、
豊かな世の中になってもね」と。
さて、昔も今も人気の図柄は縁起物、子どもの病がざるの目のように抜ける「ざるかぶり」、
末広がりで子孫繁栄を表す「ひょうたん」など「江戸の時代は言葉遊びが盛んだったんです」と
手の内にすっと収まる小さな袋には遊び心が生きています。木版手摺りの風合いが美しいぽち袋
は、額に入れて飾るのもおすすめ、コレクターも多いですと。
■年末の大掃除は計画的に!!
なにかと忙しい年末、ついつい大掃除を後回しにしていませんか効率的に行うためにも早めに
計画的に取り組みましょう。
毎年の大掃除、どのように進めていますか、目についたところから順番に? 家族それぞれが
勝手に? ムダな動きを減らすことができれば時間も短縮。テキパキとはかどって仕上がりにも
差が出ます。そこで大切なのが計画、まずは大きな流れを整理しましょう。
@プランを立てる。 A道具や洗剤を準備する。 B当日、掃除する前に準備をする。
C掃除をする。 たったこれだけの段取りで、ちょっぴり気の重かった大掃除がぐんと気楽に
できるかもしれません。
この機会に家じゆうを徹底的に掃除するのもいいし、ポイントを絞ってもいいですね。
わが家の都合に合わせた計画を立てましょう。とはいえ、計画通りにいかないこともあるはず、
場所で区切る、時間で区切るなど、優先順位を決めておきましょう、いずれにしても大掃除は
無理をしないことが肝心、ストレスのたまらない大掃除がいちばんです。
効率よくすすめるためには、やはり家族の協力が不可欠、リーダーを決めるなど遊びの感覚
で一つの年末イベントにしてしまいましょう。みんなで分担すれば共同作業も楽しくはかどり
ますね。がんばってお手伝いした、孫や子どもたちには「きれいにできたね」のひと言を忘れ
ないで。家族みんなで掃除をすると、その後も「きれいに使おう」という意識が芽生えます。
また、「終わったらおやつを食べよう」とか「出前を取って食べよう」など、労をねぎらう
「お楽しみ会」を計画しておくと、やる気が高まります。
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