東京都の新しい知事が就任して約3ヶ月経過するが、新知事は都政を改革すると
種々手を打ち始めている様子を連日TVで放映されている。
都民でない私にとって直接影響がない、と他岸の出来事と興味本位でTVを見てい
たが、“藪をつついて蛇が何匹もでてきた”様相。しかもその中には、大きな毒蛇が2
匹もいたので私も無関心ではいられなくなった。
その理由は大きな毒蛇は東京都だけでなく全国に関係する可能性が大いにある
事柄だからである。
1匹目の毒蛇は豊洲新市場の問題、2匹目は東京オリンピックの各競技場の建設
の問題である。
1匹目の豊洲新市場については、地下水の汚染問題等で、新鮮な魚や野菜は全国
からここに集まって、さらに全国に配荷される。この問題を完璧に処理しない限り、安
全で新鮮な生鮮食料品が我々の口に入らなくなることになる。
2匹目の蛇は、巨額な費用が発生すると言われているオリンピック各競技場の建設
の問題。競技会場は東京都と国がその建設費を負担することになっているが、都の
負担はともかく国の負担部分は我々の税金が使われることになる。無駄な費用は慎
んで、都民ファーストでなく、国民ファーストで納得できるような内容にしてもらいた
い。
これらの毒蛇退治も新知事の政治的手腕にかかっている。途中で藪の中に逃げ込
まれないよう頑張っていただくことを期待している。
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