3月12日から15日にかけ、サウジアラビア国王が訪日された。その訪日団は桁外れの規模に
驚かされた。王子や閣僚はともかく、企業の幹部や付き人ら随行する人は1000人以上で、飛行
機40機に分乗して羽田空港に到着、先に持ち込まれていた国王専用のエスカレーター式タラッ
プを使って国王は日本に降りられた。
この訪日団がこのような大規模になった理由としてはサウジアラビアでは、“王様のいる場所
が首都”という考えから行政の意思決定機関も移動することになったらしい。
そのために都内の高級ホテルでは客室を1200室が確保され、高級ハイヤーも400台が予約
され、都内だけでは間に合わないので、神奈川、埼玉、千葉県からも集められたそうだ。
公式の行事以外の行動については、箝口令が布かれ詳細は不明だが国王や閣僚、企業の幹部らは
それぞれ日本での会談や会議があり、経済を中心に広い分野で話し合われ、今後新規の事業に期
待ができる。一方、その他の随行員はその間買い物や観光を楽しんだ様子。ホテル、タクシー業
界をはじめとして、都心の百貨店、専門店でも活気にあふれたようで、久しぶりの明るいニュー
スが報じられた。
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