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平成24年7月7日掲載 |
健康寿命について
先日宇都宮から普通電車に乗ったところ、その車両は既に満席状態でした。乗車した私を見て、すぐに40〜50代とみられる女性が立ち上がり席を譲ってくれようとしました。その直後、男子高校生が立ち上がったので「有難う」と言って席を譲ってもらいました。 この時は、大阪からの帰路だったので疲れが出ているのかな?と、思いながらも若い人が席を譲る気持ちを喜んでいました。 そんなことがあってしばらくして、宅配便で配達に来たやはり40〜50代位の女性が、印鑑を取りに行く動作を見ていて、「身体の動きが軽いですね、まだ70才にはなってないのでしょう?」とお世辞の積もりで言ってくれましたが、「今70才です」と返事をすると、彼女は困ったような顔をして帰ってゆきました。 自分自身では、まだまだ若い積もりをしていても、他人が見れば年齢に応じた態度や体型になっているのかと、つくずく自分の独りよがりを感じさせられました。 先月厚労省から、健康寿命が発表されました。介護を受けたり、病気で寝たきりになったりせず、自立して生活できる期間を「健康寿命」といい、単に寿命を延ばすのではなく、生活の質を重視する考え方に基づき算出されたものです。 2010年では、男性が70,4歳(平均寿命は79,5歳)、女性は73,6歳(平均寿命は86,3歳)とのことです。 このことは、男性は約9年、女性は約12年も介護を受けたり、寝たきりになっていることになります。 高齢化社会が加速する中、「健康に長生きすること」を重視した施策が検討されているようですが、自分自身がその気になり、何か実行するということが最も大事なことだと思います。 私は2010年の「健康寿命」を既にクリアーしているので、この先この健康寿命を意識しながら過ごしたいと思っています。 以上 |
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